日曜版日本経済新聞に西の内紙の紹介がでていました
大学在学時に工房に見学にいったり、その後も制作での西の内紙を使用したりといろいろと使わせていただいています
工房主の菊池さんに見せていただきました
紙は楮を使っており、紙の厚さが量(匁←もんめ)ではなく2層紙、3層紙と厚みを増していくのが興味深いです
元は大福帳などに使われ火災の際に井戸に放り込み、その後引き上げても和紙が破れにくく文字も見れるということで重宝されたそうです
楚里の作品では現在、作品を張る「仮ばり板」の表面の和紙として使っています
繊維の長さが良く、うまく作品が剥がれるよう和紙にも微妙に凹凸があります
(2層紙を使用)
もちろん化学薬品等々は使っていないので丈夫です
写真は掲載された記事と2層紙、未晒し。もう一枚は仮ばり板の表面です