晴れた日に和紙にじみどめ

晴れています

年末年始の展示のため和紙ににじみどめをおこないます  

これをドーサ引きといいます

和紙そのままだと滲んでしまう、また金箔を貼ることができません
接着剤となる膠(にかわ)を薄めて明礬をいれます

ドーサは色と感覚で(その時の気候)決めていますが妙に比率を合わせるよりうまくいきます
この作業、晴れていて湿度が低くないとできません

湿度が低く、ややあったかい気候、すなわち秋と春がすごく良いです

今日も20%代の湿度、毎回の作業のため今何%くらいか分かるようになってきました
大事な感覚です

専用の刷毛もあります(写真)
漆塗りで、毛の手前側に白のラインがあります
昔から同じデザインです

白の部分は木をより痛めないようにでしょうか
いいデザインだなぁと毎回思います

表、裏、表をやってにじみどめの完成です