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新しい印完成

古来より、作家はなにかの区切りや年の変わり目などで印を変えてきました

昔の書、軸物をみてもそれがわかります
今年は特に個展が多く、たくさんの方に支えられた一年でした(まだ終わってませんが)気持ちも新たにより精進すべく印を新調


この印は作品に押すのではなく、題名を書く紙に割印として使います

作品ひとつ描きあげるのに幾つかの印を使っています


それによって後々、楚里作品も年代の特定ができるようにしています


今回はこちら

いつもより石が長く、色が変わっているのがおわかりいただけますでしょうか


今回も玉煙堂にお願いしました
特別仕様で[鶏血石]という石に彫ってもらいました

赤いです

吸い込まれるような赤

燃えるような赤



名前の通りの赤です

中国で採れる石で、日光にあてると赤が黒ずんでくるそうです


よって使用したらすぐ箱にしまいます

今まで何度もお願いしてきましたが石にこんなに惹かれるのは初めてです


2020年から使用予定です


ちなみに作品に押す印はこちら、2匹対になっています