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コスモスの葉を描く

先週よりコスモスを描いています

銀箔や、シャンパンゴールドの箔との相性がとてもよく、紫やピンクの花が映えます

その中で重要な脇役が葉っぱと茎
花がうまく描けても葉と茎が描けてなければ作品の魅力につながりません

とくに横並びのリズムの中では葉の形が重要です


硬い茎が描ければ花はより柔らかく見せれるし、


細い葉を描ければフワリとした花びらをより魅力的に見せれます




その茎や葉を描く上で重要なのが筆

面相筆という筆で細かいところを描くことができます

得寿(とくじゅ)という筆でコシが強く、穂(筆の毛の長さ)が長いものです

ただ筆も鉛筆と同じで使い続けると先がけずれて細かい作業ができなくなります

細かい作業ができないだけですごくストレスになり、作品に集中できません

おそらくサイズにもよりますが6作品くらい描くと筆先に違和感がでます


ただ、先が丸くなり使えなくなる訳ではなく
カッターで筆を削ったり(昔の日本画家橋本雅邦も小刀で削っていたそうです)

適材適所で大作のシベを描いたりとうまく役目を分けています 


ただ、新しいものと古いものが混同しないように筆の持ち手に印をつけています

ぱっとみた時にわかるようにする、小さなことですが作品を作る上で大事な印です