雨畑硯

我がアトリエに新しい道具が仲間入り


雨畑硯です
硯といえば端渓の硯が有名ですが国内の雨畑の硯も有名

実は楚里は作品の中で墨を使わず使うのは作品の題名や楚里勇己と書く作品裏側の題字の紙(通称共シール)のみ

硯は悪いものではないものですが学部の時日本画材店で買ったもの

古美術研究旅行で奈良で買った良い物もありますが当時は墨をたくさん使うと思いかなり大型のものを買ってしまい今は活躍していません


どうせ買うならかっこいい硯が良いなぁ

ということで
スマホのバッテリーのようですが違います

硯板という墨を溜めるところもないフラットな硯

本来はバットなどに入れてずっと大量に擦り続けるようにとつくられたようです(実は古美術研究旅行でこのタイプ硯候補でありました)


しかし楚里は題名と名前が書ければ良いのでこのサイズの天面だけで足ります、iPhone pro MAXよりすこし大きいくらい
厚みもやや厚いくらい



裏側よく見ると雨畑 峯硯刻 と読めます
黄袋にもサインがありました



実は大変便利な時代でInstagramで見つけて
ecサイトを拝見、ほしいサイズが無く問い合わせ

在庫があり研ぎ直してもらいネット決済で購入

翌々日に佐川急便で到着というなんとも現代的な流れとなりました


特殊な硯のため画材屋での取り扱いもなく
知っていたものの山梨まで行けずだったので

こんな簡単に雨畑硯を手に入れられるとは!
と喜んでいます


でもいつか生で工房とか見てみたいです


今の小学生はセラミックの硯に墨風のカーボン液で書を書くとか

すごい時代です


多少墨の色の良し悪しはわかるつもりですが触れる機会が無いのは残念な気もします

日本画も含め本物を知る機会があると良いですね


さっそく題字を書くのが楽しみです

ネットショップのある雨畑硯、歴史も書いてありたくさんの種類があり見ているだけでも楽しいです


峯硯堂
https://houkendo.base.shop/


日本画家
楚里勇己